LINEヤフーコミュニケーションズは、九州先端科学技術研究所(ISIT)と共催で2026年8月20日に福岡市にて「シニアのためのLINEの便利機能&防災活用講座」を初開催しました。
高齢者の方にデジタル技術に親しんでもらうことを目的に、LINEの基本操作から、いざという時に役立つ福岡市LINE公式アカウントの防災機能までをレクチャーするこの企画。結果として参加者満足度93.1%、推奨度96.4%という大変嬉しい評価をいただきましたが、実はその裏側は「想定外」の連続でした。今回は、笑いあり、学びありのイベントの裏側をお届けします。
ユーザーに直接サポートを届けたい!入念な準備で挑んだ初開催
このイベントは、「身近なお年寄りにLINEの使い方を教えることが多い」という社員の実体験から生まれました。ヘルプページに辿り着くのが難しい方々に、直接サポートを届ける機会を作りたいと考えたのです。さらに、私たちが福岡市と共働で運営している「福岡市LINE公式アカウント」の便利な使い方もお伝えできれば、当社として実施する意義がより大きくなると考え、企画がスタートしました。
初めてのシニア向けイベントということで、シニア層向けサービスの対応経験があるメンバーのアドバイスをもとに周到な準備を行いました。「ユーザーのスマホには直接触れずに教える(データ消失防止)」「資料は文字を大きく、画像をメインに」「参加者5名につきスタッフ1名がつく」など、万全の体制を整えて当日を迎えました。
現場は想定外の連続!基本操作に大苦戦
迎えた本番当日。開場時間前から熱心な参加者の方々がお見えになり、順調にスタートしたかと思いきや、現場はすぐに熱気とハプニングに包まれます。
補聴器をご利用の方にとっては、良かれと思ったマイクのスピーカー音が逆に聞こえづらいという思わぬ発見がありました。また、基本操作のレクチャーでは、スマートフォンの「長押しタップ」が大苦戦。画面を強く押しすぎてしまったり、QRコードを普通のカメラアプリでひたすら撮影してしまったりと、想定の2倍の時間がかかってしまいます。スタッフも額に汗をかきながら一人ひとりに声を張ってサポートするため、会場はさながらお祭りのような賑やかさになりました。

緊張感が走った防犯講座と、「ピン留め」大ブーム
しかし、後半の「防犯・防災講座」では会場の雰囲気が一変します。
年齢を問わず騙されやすいSNS犯罪。実際にあったSNSを使った詐欺の手口を紹介すると、会場にはピンと張り詰めた緊張感が走りました。「こういうメッセージの時はクリックしてはダメ」とお伝えした上で、安全を判断する材料としてLINE公式アカウントの「認証バッジ(マーク)」を紹介すると、会場全体から安堵の声が漏れました。
続く防災講座では、実家が熊本にある社員が、今年の熊本震災の時に安否確認に役立った機能として、家族の連絡先をすぐに呼び出せる「ピン留め」機能を紹介したところ、これが大ヒット!会場内でちょっとした「ピン留めブーム」が巻き起こりました。さらに、福岡市LINE公式アカウントでゴミ出し通知や避難所検索ができることをお伝えすると、「こんなに便利だったのか」と驚きの声があがりました。

LINEの使い方相談を超えて、最近行かれた旅行についてお話しくださる方も
「わからない」を解決するだけではない、サポートの本質
【講座に参加したCS担当メンバーの声】
「普段はお問い合わせに対し、テキストでお客様をサポートしています。しかし今回、直接シニアの方々の『つまずくポイント』を目の当たりにしてハッとしました。口頭でこれだけお伝えするのが難しいのだから、普段のテキストでのご案内はもっと工夫できるはずだと感じました」
「『写真の送り方が分からない』など想定外の躓きを知り、自分のメール文章が正しく伝わっているか見直すきっかけとなりました。参加されたシニア層の方がとても熱心で、新しいことを自ら積極的に吸収しようとする姿勢に感銘を受けました。」
今回のイベントで、参加者の皆さまとのコミュニケーションを通し、「わからない」をただ解決するだけでなく、ユーザーの気持ちに「寄り添う」ことこそが、私たちの目指すサポートの本質だと改めて気づかされる機会となりました。 
帰り際、参加者の方からいただいた「来たかいがあった!」「もう、これで未練はない!」という最高の笑顔と感謝の言葉に、スタッフ一同胸が熱くなりました。前向きに一生懸命取り組まれるシニアの皆さまから、私たち自身が大きな元気をもらった1日でした。
ちなみに、事後アンケートで一番ニーズが高かった次回の講座テーマは、なんと「生成AI」。シニアの皆さんの高いチャレンジ意欲に応えられるよう、LINEヤフーコミュニケーションズはこれからもユーザーに寄り添ったサポートを目指していきます。