LINE、福岡市と「AI 引っ越し・証明案内サービス」実証実験を開始

必要書類や手続き、従来の1割程度の時間で把握。窓口混雑状況のリアルタイム照会も。

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)、子会社のコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上でモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を運営するLINE Pay株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:高 永受、以下LINE Pay)、同じく福岡を拠点とする子会社のLINE Fukuoka株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長:落合 紀貴)は、コミュニケーションアプリ「LINE」に新設された「福岡市引っ越し・証明案内」アカウントを利用し、福岡市の公募による「AI 引っ越し・証明案内サービス」の実証実験を本日より開始いたしますので、お知らせいたします。

福岡市は、AI ・ IoT 等の先端技術を社会課題の解決等に活用するため「福岡市実証実験フルサポート事業」を実施し、設定したテーマに繋がるプロジェクトを全国から募集しています。 LINEグループは、今回公募された「AI 引っ越し・証明案内サービス」に対し「LINE Smart Government AI引越・証明書案内」プロジェクトを提案し、2018年12月に採択を受けました。これに基づき本日より開設された「福岡市引っ越し・証明案内」アカウント(LINE ID: @eaf2269u)で、LINEのテクノロジーを活用した行政サービスの利便性向上と職員の事務負担軽減を目指す実証実験を開始いたします。

本アカウントは、LINE上で質問に答えていくだけで家族構成や転入転出によって細かく異なる引っ越し時の必要な書類を知り、詳しい手順を知ることができます。また、窓口混雑状況の照会や区役所以外での証明書取得方法も、同時に確認することが可能です。さらに、フリーワードの質問へも、AI自動対話システム(チャットボット)が解析し回答を届けます。
これにより、必要書類や手続きの把握にかかる時間を従来の1割程度に削減し、また区役所以外の様々な窓口を紹介することで区役所窓口への訪問件数を分散させ、行政サービスの利便性向上と行政サービスへの市民の満足度向上、職員の負担軽減を支援します。

さらに今後は、LINEを使った書類の申請・発行、LINE Payでのオンライン手数料支払いへの対応も、検討を進めてまいります。

福岡市とLINEは、これまでも「地域共働事業に関する包括連携協定」を締結し、福岡市LINE公式アカウントや福岡市粗大ごみ受付、またLINE Payを用いキャッシュレス化を推進するなど、福岡市の活性化及び市民サービスの向上に向けた取り組みを複数おこなってまいりました。

これからもLINEグループは、AIやFintechなどLINEの先端技術を活用し、より豊かで便利なスマートシティの実現に向けて福岡市と共働して取り組んでまいります。