小学校給食での食物アレルギー事故0を目指す
LINE株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：出澤 剛）、福岡を拠点とする子会社のLINE Fukuoka株式会社（本社：福岡県福岡市博多区、代表取締役社長：落合 紀貴、以下LINE Fukuoka）は、2020年8月20日（木）から福岡市LINE公式アカウント上で、福岡市立小学校の給食献立に含まれるアレルギー品目の通知や献立情報が受け取れるシステム「あんしん給食管理」機能の提供を開始することをお知らせいたします。
LINE Fukuokaは、オープンデータの利活用促進を目的に福岡市と公益財団法人九州先端科学技術研究所 （理事長：貫 正義）の3者で実証実験の協定を締結しており、今回はその取り組みの第一弾となります。
福岡市では小学生の3.1%（2019年5月1日時点*）に食物アレルギーがあり、学校給食での食物アレルギー事故対策は喫緊の課題となっています。給食でのアレルギー事故防止として、保護者や教職員は毎月配布される「詳細献立表」でアレルゲンの管理を行っていますが、個人の作業ではチェック漏れのリスクが高く、家庭や学校現場での確認作業の負担が課題となっていました。
こうした小学校の給食における食物アレルギーをめぐる課題解決に向け、今回福岡市LINE公式アカウントに導入した「あんしん給食管理」機能では以下のようなサービスを提供いたします。
（*）情報提供：福岡市
■アレルギー品目が含まれた献立の日は、LINEで事前に通知が受け取れる
子どもが通っている小学校名とアレルギー品目、メッセージを受け取りたい時間を設定すると、アレルゲンが含まれる献立の日は献立情報に加えてアレルゲン情報の通知が届きます。
これにより毎月発生していた給食のアレルゲン確認作業の負担とチェック漏れのリスクが解消されます。
また、アレルギーがない場合も、小学校名と配信時間を設定すれば、給食の献立情報だけLINEから受け取ることも可能です。
■LINEで給食の献立をいつでもどこでも検索できるので、食事の準備がスムーズに
LINEのトークルームに表示されるカレンダーの日にちを選択すると、その日の給食の献立情報を検索できます。献立表が手元になくてもLINEで確認できるので、夕食の買い物もスムーズになります。家庭の食事と学校給食のメニューの被りを防ぐことで栄養バランスのとれた食事の準備がしやすくなります。
■情報登録と給食の献立情報を確認する一連の流れ
https://youtu.be/O5HJj4PbHiY
■アレルゲンの通知を受け取った時の画面
https://youtu.be/YNp3nA9H5Eg
今回の取り組みを通して、市立小学校の給食での食物アレルギー事故防止に貢献することを目指しております。
LINE Fukuokaはこれからも、LINEの技術やノウハウを活用し、市民の皆さまの困りごとを解決し、暮らしをより豊かに便利にしていけるように取り組んでまいります。
■福岡市LINE公式アカウントとは
福岡市LINE公式アカウント（LINE ID：@fukuokacity）は、LINEと福岡市の間で締結した「情報発信強化に関する連携協定」に基づいて、2017年4月25日開設。あらかじめ受け取りたい情報種別や居住エリアなどを設定しておくことで、自分に必要な情報だけを選んで受け取ることができる福岡市の公式アカウントとしてスタートしました。 現在はさらにチャットボットや位置情報の送信機能を採用。平常時から災害に備え、災害時には避難情報を大切な人と共有できる「避難行動支援」、道路や公園の損傷を見つけた人が市に知らせる「道路公園等通報」、「乾電池」「陶器」などフリーワードでごみの種類を打ち込むとボットが分別方法を教えてくれる「ごみ分別案内」、児童手当の受け取り方や近くの「赤ちゃんの駅（授乳室等）」がすぐに検索できる「子育て案内機能」など、生活に密着したサービスを提供しており、現在の登録者は169万人となっています。
■ご参考 公益財団法人 九州先端科学技術研究所とは
1995年に設立された情報通信技術分野及びナノテクノロジーの研究所です。2013年4月よりBODIK （ビッグデータ&オープンデータイニシアティブ九州）の活動を始め、地方自治体のオープンデータ公開の推進と利活用のためのAPI基盤を開発。2020年1月から福岡を中心に地場企業と地域全体のデジタルトランスフォーメーションを推進するBODIK DX事業を開始しました。
https://dx.bodik.jp/