福岡市とLINEヤフーコミュニケーションズの共働企画、「屋台DX」がさらに進化
LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社(本社:福岡市博多区、以下当社)は、福岡市と共働し、生成AIを活用した新たな「屋台DXプロジェクト」を2024年7月24日より開始します。
福岡市が開設したLINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」に利用者が質問した内容について、博多弁で対応する生成AIを搭載したチャットボット機能「AIおいちゃん」を実装しました。そのほか、様々な条件で利用者に合った屋台の検索や、営業状況をリアルタイムに確認することが可能となります。
■プロジェクト概要
2023年6月、福岡市と当社が共働で実施した長浜エリアを対象とした「屋台DXプロジェクト」が始動し、福岡市を代表する観光資源でもある古き良き屋台とデジタル技術を融合させるプロジェクトが、今回大きく進化を遂げました。
当社が実施したインターネット調査によると、これまで屋台に興味はあるが、実際に訪れたことがなかった人の中には、数ある屋台の中からどこに行っていいかわからない、今営業している屋台がわからないなどの課題がありました。
昨年度の取り組みや利用者へのアンケートの結果を受け、利用者へパーソナライズされた屋台を案内する「AIおいちゃん」機能をLINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」に実装しました。案内対象は長浜エリアに限らず、福岡市内にある全ての屋台が含まれます。
また、IoT機器の活用により、各屋台の営業状況をリアルタイムで確認することが可能となります。
■施策1:生成AIを活用した「AIおいちゃん」によるパーソナライズされた案内
「AIおいちゃん」は福岡市が運営する福岡市観光情報サイト「よかなび」の情報や屋台店主へ実施したアンケートデータの情報を元に作られています。利用者がLINE公式アカウント上で尋ねた内容に対して、長浜・天神・中洲エリアに広範囲に広がる約100軒の屋台の中から条件に合った屋台を博多弁で親しみやすく案内してくれます。
その他にもチャットボット機能を活用し、現在地・屋台グルメ・支払い方法などの条件からも屋台の検索が可能となります。
今後、実際に屋台に訪れた利用者からの口コミ情報もLINE公式アカウント経由で収集し、「AIおいちゃん」にデータとして加え、案内の情報をアップデートしていく予定です。
■施策2:IoT機器を活用し、営業状況をリアルタイムで反映
各屋台に設置したIoT電球(※)を活用し、ライトが点灯したことを感知すると、LINE公式アカウント上に「本日営業」と表示され、利用者はリアルタイムで屋台の営業状況を確認することが可能となります。
各屋台の営業状況データを福岡市のデータ連携基盤から取得し、LINE公式アカウント上で利用者が情報を受け取れる仕組みで、福岡市データ連携基盤からのデータを民間が取得・利用する取り組みは「屋台DXプロジェクト」が初めてです。
※IoT電球はハローテクノロジーズ株式会社(本社:東京)の特許製品で、電球1つで基地局と通信できるSIMを内蔵しています。
(https://hello.inc/hellolight/)
なお、本機能は英語版にも切り替えることができ、英語話者にも対応しています。
<参考>屋台に関するアンケート調査概要
・屋台に興味あるが、実際に行ったことがない人 35%
・「どこに行っていいかわからない(おすすめがわからない)」と答えた方 約60%
出展:当社調べ
(インターネットリサーチ、調査対象:全国の20~60代男女 合計441サンプル、調査期間:2024年5月13日~15日)
<参考>長浜屋台街DXプロジェクト
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2023/063011
<会社概要>
社名 :LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社
本社所在地 :福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F
代表者 :代表取締役社長CEO 鈴木 優輔
資本金 :490百万円 (2024年4月時点)
設立日 :2013年11月18日
社員数 :1,650名(2024年4月時点、LINEヤフーからの出向社員含む)
関連拠点 :LINEヤフー株式会社 八戸センター、紀尾井町オフィス、高知センター、北九州センター、大分センター、那覇センターなど
主な事業内容:LINEヤフーが展開するサービスの運営・カスタマーサポート・クリエイティブ・事業企画など
Web URL :https://lycomm.co.jp/