高齢者にも親しまれる「LINE」を活用し、乗り忘れ防止通知など多彩な機能が高評価
LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社(本社:福岡市博多区、以下当社)は、ネクスト・モビリティ株式会社(本社:福岡市博多区、以下ネクスト・モビリティ)と、両社の協働施策として実現した、利用者がLINEで乗車予約できる「のるーと」LINEミニアプリにおいて2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。
ネクスト・モビリティが事業展開をしているAIオンデマンドバス「のるーと」において、高齢者にもコミュニケーション手段として浸透し、利用のハードルが低いコミュニケーションアプリ「LINE」を、AIオンデマンドバスに組み合わせたことで、利用者のことを第一に考えたデジタル化を実現した点で評価されました。
■AIオンデマンドバス「のるーと」LINEミニアプリについて
「のるーと」は、利用者の予約に応じて人工知能(AI)が効率的・乗合可能なルートを設定するオンデマンドバスで、ネクスト・モビリティが事業を展開しています。
当社とネクスト・モビリティは、2023年2月より福岡県宇美町で運行を開始した「のるーと宇美」において、「LINEミニアプリ」を活用したオンデマンドバスの乗車予約サービスを九州で初めて(※)実現しました。
※2022年12月1日時点、九州運輸局調べ
「のるーと」を導入している自治体や交通事業者のLINE公式アカウントとLINEミニアプリを活用することで、初回のアプリダウンロードや認証手続きの手間などを軽減しました。また、予約の変更も簡易にできるほか、予約完了や予約直前通知によって乗り忘れを防ぐ機能も備えています。これにより、若年層から高齢者まで誰にでも利用しやすいサービスとなっています。2024年10月現在、全国で20以上のエリアで「のるーと」LINEミニアプリが導入されており、満足度について高い評価を受けています。
LINEミニアプリによる予約を開始し1ヶ月後に自治体のLINE公式アカウントより実施された「住民アンケート」によると、LINEミニアプリを使った予約については、「大変かんたん」「かんたん」と答えた人が計59%で、「むずかしい」「大変むずかしい」と答えた人(計13%)を大きく上回りました。
■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
定時定路線ではなく、利用者のリクエストに応じて運行時刻や経路を決めるオンデマンドバスは、近年AIを組み合わせることで運行の効率化が図られているが、高齢者の利用が多いので応対は電話が一般的だ。そこに家族間の連絡ツールとして高齢者の利用も多いLINEを組み合わせた。多くのアプリより敷居が低い一方で、乗り忘れ防止通知など多彩な機能を受けられる。利用者のことを第一に考えたデジタル化に好感を持った。
■紹介ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/27402
■グッドデザイン賞とは
1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。(公式サイト: http://www.g-mark.org/)
<会社概要>
社名 :ネクスト・モビリティ株式会社
本社所在地 :福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目12番12号 第五グリーンビル3階AB
代表者 :代表取締役社長 兼 COO 日髙悟
資本金 :424百万円(2024年4月時点)
設立日 :2019年3月8日
社員数 :23名
主な事業内容:AI活用型オンデマンドバスの自主運行事業、ソリューション提供型事業の展開
Web URL :https://www.next-mobility.co.jp/
社名 :LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社
本社所在地 :福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F
代表者 :代表取締役社長CEO 鈴木 優輔
資本金 :490百万円 (2024年4月時点)
設立日 :2013年11月18日
社員数 :1,650名(2024年4月時点、LINEヤフーからの出向社員含む)
関連拠点 :LINEヤフー株式会社 八戸センター、紀尾井町オフィス、高知センター、北九州センター、大分センター、那覇センターなど
主な事業内容:LINEヤフーが展開するサービスの運営・カスタマーサポート・クリエイティブ・事業企画など
Web URL :https://lycomm.co.jp/